創業150周年ごあいさつ

上野精養軒 創業150周年

ごあいさつ

おかげさまをもちまして精養軒は本年創業150年を迎えることができました。

我が国の西洋料理の先駆けとして、長きにわたり、事業を継承できましたのは、ひとえにお客様、株主様、お取引先様、そして過去から現在に至る多くの社員とご家族の皆様の支えがあったおかげでございます。心より御礼を申し上げます。

弊社は明治維新を迎え、近代化の足音が聞こえる1872(明治5)年、旧暦の2月26日に、創業者北村重威が岩倉具視卿らの支援をうけ、創業いたしました。

しかしながら、開業当日に銀座の大火により本店が焼失し移転を余儀なくされ、同年4月に木挽町での再スタートとなり、苦難の開業となりました。1876(明治9)年には上野公園開園と同時に支店を開設し、それが現在の上野精養軒の起源となっております。

当初は、我が国を代表する本格的な西洋料理店としてスタート、官民を問わず多くの皆様にご利用いただくと共に歴史的なイベントの一翼を担ってまいりました。また、洋食レストラン、ご宴会、ご婚礼ご披露宴、出張仕出し事業に加え、列車食堂、ビアホール、ホテル業などに携わり事業の拡大、多角化を進めてまいりました。

一方で、関東大震災や昭和恐慌による経営危機、根津財閥による再生支援、その後の第二次世界大戦、高度経済成長、バブル経済とその後の崩壊を経験、東日本大震災による大きな落ち込みも経験いたしました。一昨年からの新型コロナウイルス感染症の世界的感染拡大に直面し、飲食業界では大変厳しい状況が続いております。

現在、上野エリアを中心に8店舗を展開しておりますが、屋号の元となった「精心養氣(心を込めたおもてなしでお客様に浩然の氣を養っていただく)」の精神と伝統の味を継承しつつ、「より良き内容・より良きサービス」の社訓を忘れず、この難局を乗り越えてまいる所存でございます。

今後とも今まで以上、皆様の一層のご指導とご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

株式会社 精 養 軒

代表取締役社長 酒井 裕

精養軒150年史

創業150年を記念して、『精養軒150年史』を制作いたしました。電子ブック版をご用意しましたのでぜひご覧ください。