1872年(明治5年)、歴史はそこから始まります。
この年、精養軒はフランス料理の草分けとして東京築地に創業。
明治9年の上野公園開設に伴い、不忍池畔の現在の地に「上野精養軒」が誕生しました。
公園内でも随一といわれる素晴らしい眺望を誇る社交場には内外の王侯貴族や各界の名士が集い、
鹿鳴館時代には華やかな文明開化の一翼を担うステージとして脚光を浴びます。
以来、内外の国賓・貴賓の交歓の場として利用され
いくつもの華やかなエピソードに彩られた歴史を刻んできました。
もちろん時代のニーズを的確に捉えて、新しい挑戦も。
大正9年に結婚式場の先駆けとして神殿を新設し、
披露宴やさまざまなレセプション会場としても広く利用されるようになりました。
そして現在では、公園を訪れる人々の憩いの場としても親しまれています。
時代を先取りする新しい試みを続けながらも、明治初期から平成に至る長い歴史の中で育まれた伝統と格式は、
現在の上野精養軒に脈々と受け継がれています。
創業以来、フランス料理一筋に歩んできた確かな味と洗練されたおもてなしを、
不忍池を見下ろす上野の森でご堪能ください。